【欠陥】電気工事士技能試験・欠陥【あるある】

過去に幾つものコースを受け持ち、多くの受講生の作品のチェックをしてきました。

前にも書きましたが、私の講義では候補問題は最終日に自由課題としてやる程度で、高難易度のオリジナル課題で多くの時間を費やします。

リングスリーブでの圧着も13.5Sqと中スリーブの上限での作業が入っていたり、接続点の数が30を超える課題も少なくありません。

IMG_2650例えばこれは、去年夏の担当受講生さんの作品ですが、技能講義開始後1週間目程度で、指定時間40分のところ1時間少し超えた程度で完成しています。(実は欠陥がありましたが(笑))

なぜ候補問題をやらないかというと、簡単すぎるからです。だから出来て当たり前=満足してしまう=本番でコケる とならないよう、常に集中力と戦い効率のいい施工を身体に叩き込みます。

それでも、最後の5日くらいまでは結構な欠陥が目立ちます。

そこで、受講生 欠陥あるあるです。(笑)

本番試験へ向けて調整する際に参考にしてみてください。

以下ワースト5

  1. スイッチ・差込コネクタでの挿入不足
  2. 器具の極性ミス
  3. リングスリーブ下の剥きの長さ不足
  4. 引掛シーリングのシース剥き過ぎ
  5. 代用端子での締め付け不良(線が抜ける)
  1. は、挿したら必ず確認。スイッチ等は必ず線を曲げて導線が見えないか確認します。
  2. 右左ではなく、「取り付け時」に必ず確認しましょう。手にとった時に上下逆に持てば左右は入れ替わります。
  3. ミスのリカバリーに夢中になり、見落とすことが多いようです。
  4. 講義開始から5日目くらいまでは多いミスです。貫通部はシースで保護されていなければならないことを忘れずに!
  5. 本来抜けやすいのです。というか、端子台には端子使えというところなのですが、試験官が引っ張って抜ければ欠陥です。抜ける理屈を再確認して下さい。それがわかれば抜けなくすることはたやすいです。

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【欠陥】電気工事士技能試験・欠陥【あるある】 への2件のフィードバック

  1. 危険物男 のコメント:

    まずは、七月開講決定おめでとうございます。学校の先生に最近人があつまりにくい旨お聞きしました。 雑誌の取材要請も来てすごいですね
    私ごとですが先ほど危険物乙種合格発表ネットで見ましたら多分合格してました(見間違いだったりして) ひとえに先生の御指導の賜物と思っています。
    来週から会社の法定研修が始まります!
    危険物受かったので、少し気が楽になりました。 本当は他の資格もすぐ取りたかったですが
    しばらくは無理そうです
    受けて分かりましたが、一つの問題に二つ位考える事がありそこから正確を出すものが多かったような気がしました。特に物理科学が、、
    長くなりましたが、先生もお体を御自愛のほど講義頑張って下さい

    • 吉右衛門 吉右衛門 のコメント:

      コメントありがとうございます。
      危険物乙種4類 合格おめでとうございます。
      余程のことがない限り見間違えはないと思いますので、おめでとうと言っておきます。(笑)
      会社の研修も大変かと思いますがしっかりと身につけて下さい。

      開講のご心配もいただき恐縮です。
      なんとか7月中旬からのコースが開講にこぎつけました。
      (だいぶホッとしました(笑))

      まぁ問題はその後なんですけどね。(苦笑)

      左記ほどニュースで C駅が雨で冠水との情報を見ました。
      ご帰宅時、特にお気をつけ下さい。