前回の続きです。
今回はランプレセプタクル以外の器具は施工省略なので、スイッチ周りを処理します。
連用枠にスイッチを取り付けます。取り付け位置を間違えないようにしてください。
- 器具数1 真ん中
- 器具数2 上下
- 器具数3 上中下
連用枠の裏表と上下も間違えないでくださいね。また、ガタつかないようにしっかりと固定してください。器具を枠に押し当てて施工するのがコツです。浮いていると突起が斜めにはまり込もうとしてしっかりと固定できません。最悪の場合、枠を破損してしまいます。また、ドライバーを深く入れてしまって器具を割ってしまうひともいますね。ちゃんと考えようね。
固定できたら、配線を取り付けます。
0番は黒のお約束ですので、スイッチ2次側ですが黒線を0番に接続しましょう。
残り2本は逆になっても構いません。
0番の確認ミスも多いので注意してください。
本来この部分は、スイッチボックスがあり連用枠に取り付けるべきものを省略しています。ですので、通常通り10cmの剥きを取っていいのですが、5cmあれば十分施工できますので節約しています。
差込みの器具は、線を入れるたびにしっかりと刺さっているかの確認を怠らないでください。線を曲げてみて銅線が見えていればアウトです。きちんと施行されていれば絶縁被覆のエッジ(角)さえ、曲げても見えないはずです。
後からの見直しも大事ですが、見落とす場所でもあるので、施工時に毎回確認する癖をつけておきましょう。
パイロットランプ(同時点滅)、片切タンブラースイッチ、3路スイッチ(スタート側)の取り付けです。
連用枠の「上」表示と順番が間違えていないかよく確認して下さい。
スイッチの星(ON側を示す印、この場合は黒いタテマーク)の向きはどちらでも欠陥にはなりませんが、まぁみっともないので右側をONにしておきましょう。現場でやったらどやされますよ(笑)。
器具の面にあるメーカー名や定格の文字が逆さになっていなければOKです。
裏面ですが、ケーブルのシース部分の長さを施工図通りにして、スイッチボックス分で10cm取っているわけですから、シース端は枠のセンターで構いません。特に詰めたりせずにそのまま挿せばいいのです。
写真は、どのケーブルのどの線がどこに刺さって渡りがどうなっているかを見やすいようにこんな加工にしています。試験でこんなことしなくていいんですよ。考えても見てください。こんなきちきちじゃどうやってスイッチボックスに施工するんですか?(笑) |
あ、パイロットランプになんかテープが巻いてありますが気にしないでください。これ、受講生さんが壊しちゃったやつを私の私物と交換したもので、バインド線とビニテで補修してあります。(笑)
次回は、メタラス張り貫通部分のVE管の取り付けと、結線および完成です。
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