リングスリーブの選定については、多くのテキストが組み合わせの表で示していますが、実際全ての組み合わせを覚えるのは大変ですね。断面積換算をして計算で求めるほうが解りやすいかと思います。
第一種電気工事士受験の方もいらっしゃるので、大スリーブまでご紹介しておきます。
各電線は直径から断面積へ以下のように換算します。
- 1.6mm電線は2Sq
- 2.0mm電線は3.5Sq
- 2.6mm電線は5.5Sq
例えば、1.6mm×4+2.0mm✕1では
2Sq×4+3.5Sq✕1なので、11.5Sqとなりますから中スリーブですね。
ケーブルの断面積 | リングスリーブのサイズ | 打刻 |
---|---|---|
1.6mm×2本のみ 4Sq | 小 | ◯ |
8Sq以下 | 小 | 小 |
8Sqを超えて14Sq未満 | 中 | 中 |
14Sq以上 | 大 | 大 |
2.6mm✕1 + 1.6mm×1では、7.5Sqであるが、小スリーブにはいらないため、中スリーブを用いる。 |
ちなみに、第一種電気工事士試験では撚り線も多く出題されますが、1.6mm✕1+2.0mm2(撚り線)は合計4Sqなので小スリーブ打刻◯です。
ピンバック: リングスリーブの選定方法についての記事を追加しました。
この体積によるスリーブの選定方法を探してました。大変助かりました。技能試験が来週なのでとても助かりました。ありがとうございます(*^^*)
少しでもお役に立てて幸いです。試験頑張ってください。