先日、前職からお声がかかり、応援に出向いてきました。
その時に、いくつか写真を撮ってきましたので、ご紹介します。
ここはとある機械製作工場なのですが、プレス機や旋盤が大量に稼働しており、そのために大量の潤滑油を使用します。
数量部分が落ちてしまっていますが、これは当然改修しないといけませんね。(苦笑)
こちらは、蓄圧式粉末の大型消火器(50型)のヘッド部分です。
使用時にはピンを抜いてレバーを倒します。
この動作により圧力が開放されてホース部分に薬剤が回りますが、まだ放出はされません。
ホースの先のハンドルを握ることに依り、薬剤が放出されて初期消火活動を行うことが可能です。
加圧式も禁止されているわけではありませんが、実際現場に入ってみると、ほとんどが蓄圧式に置き換わっているようですね。
あ、そうそう。別現場ですが回収してきたハロン消火器を貰ってきましたので、今後私の講義を受講される方には実物をお見せしようかなと予定しております。
くれぐれも誤噴射しないでね。
再開発やらで大型の建物が建て替えられ、新しい設備を目にする機会も増えてきています。
こちらは屋内消火栓収納箱兼総合盤に収容されているう発信機と表示灯です。
よく見てみると、表示灯に突き出たグローブがありませんね。美観的なことから最近はこのタイプの表示灯が増えつつあります。
表示灯は、取付け面と15°以上の角度となる方向に沿って、10m離れた場所から点灯していることが容易に識別できるものであること。とされていますが、このまっ平らなタイプは条件を満たしているのでしょうか?
ご安心ください。15°ってけっこうありますよ。(笑)面発光なので十分に点灯が確認できます。
火災発生時には、電気錠による施錠を解錠(パニックオープン)し、避難経路の確保及び消火活動のための進入路の確保を行い、防排煙機器を作動させ煙による被害を最小限にとどめます。
これらは建築設備なのですが、その連動は連動操作盤やその機能を有する自動火災報知設備が担いますから、防災設備点検でも連動試験を行う必要があります。
また、エスカレータの停止やエレベータ制御・管制も同様に行います。
写真はエレベータ内の表示で、自動火災報知設備の火災信号の移報によりエレベータ管制がかかった状態です。
注意していただきたいのは、あくまで移報であり、直接の制御ではありません。
(Y先生、C市の建築設備講義で解説お願いいたします。消防設備士講義で話し振ります。(笑))